大腸内視鏡.jP
医療法人社団LYC ららぽーと横浜クリニック監修
       
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大腸検査前にお酒を飲んではいけないのはどうして?

2018/01/01

皆さん、こんにちは。横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。
大腸検査の前に説明を受けた時など、「検査前日はお酒を飲まないでくださいね」と案内されていると思います。
でも、患者さんの中には「少しくらい飲んでも大丈夫だろう」と思っている方…実はいます!(実際にそんな質問を受けることもしばしば…)
そこで今回は「なぜ大腸検査前にお酒を飲んではいけないのか」というテーマでお話ししたいと思います。

■大腸検査前日にお酒を飲んではいけない理由

その①:お酒には血管を拡張する作用がある

お酒を飲むと血流が良くなり、血圧が上昇します。血圧が上がると体温も上昇します。すると、大腸内部にポリープや炎症があった場合、患部の出血を促進してしまい、出血によってうまく観察できなくなり病変を見逃してしまう可能性が出てきます
また、ポリープを切除した際にも大量出血のリスクにつながります。

その②:大腸の動きが活発になる

お酒を飲むと大腸の動きも活発になります。するとカメラで大腸の内部をみる際も腸が動きすぎてしまい、上手く観察ができなくなってしまうのです

■まとめ

大腸検査の前にお酒を控えてもらうようにお話をする理由、お判りいただけたでしょうか?
お酒には、血管を拡張する作用があり、組織採取を行った際の出血がひどくなってしまったり、場合によっては出血に拒まれて病変を見逃す可能性が出てきます
また、大腸の動きが活発になることで、観察そのものが上手くできなくなってしまうのです。
こうした理由により、「ちょっとぐらい飲んでも大丈夫だろう」という軽い気持ちでお酒は飲まないようにしましょう
安全で正確な大腸内視鏡検査のためにもしっかりと注意事項は守ってご来院くださいね。