大腸内視鏡ブログ

2012年1月 7日 土曜日

乳酸菌はカラダに良い

「乳酸菌はカラダに良い」というのはいまや常識ですが、詳しくはどういうことなのでしょうか。
・・・普段の診察では医師が詳しくは説明しないことですね。

人間の大腸には、身体に良い影響を与える“善玉菌”と、害を与える“悪玉菌”が住んでいます。
乳酸菌は多量の乳酸を作って大腸内の環境を整える善玉菌の一種です。


乳酸菌はなぜ体に良いのでしょうか。それは以下の理由からです。

①免疫力を高めます。
人間の免疫システムは腸にも存在します。乳酸菌によって腸内が酸性になり、病原菌の増殖が抑えられれば細菌やウイルス性の風邪、肺炎、結核などの感染症の可能性を低くすることができます。
日本人の食生活が欧米化に伴って、大腸癌が急速に増加しており、日本人の3人に1人が癌で死亡されております。癌細胞の発生を乳酸菌によって防止できる可能性があるとも言われています。

②腸の運動を促進させ便秘を防ぎます。
乳酸菌が腸内で増えると腸内環境が活発になり、腸の蠕動運動を促進させ結果的に便秘を防ぎます。

③アレルギーの改善に貢献します。
アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー疾患は食べ物が要因である場合が多く、その原因は「腸壁の荒れ」が関係しているとも言われています。乳酸菌は腸壁を治す効果があり、アレルギーにも有効であると言われています。

④腸内の腐敗を抑制します。
乳酸菌が腸内で増えると、乳酸や酢酸などの有機酸が作られます。乳酸菌によって腸内が弱酸性に保たれると悪玉菌が抑えられ、毒素の発生が抑えられます。


・・・いかがでしょうか。
乳酸菌による腸内環境の改善が、意外と多くのことに寄与しているということです。

*ちなみに、病院で処方できる薬の中にも、腸内の環境を改善するものもあります。
「消化酵素剤」⇒ジアスターゼ、パンクレアチンに代表される単剤とそれらを組み合わせた合剤があります。
「乳酸菌製剤」⇒ビフィズス菌、カゼイン菌、酪酸菌などの製剤があり、有機酸を産生して制菌作用をもたらしています。
他に「ラクツロース」「乳糖分解酵素剤」などもあります。


投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック