大腸内視鏡ブログ

2013年8月13日 火曜日

院内BGMの音量調節は難しい

ららぽーと横浜クリニックが移転して2か月以上が経ちました。
新しい場所にスタッフも慣れて、診療も落ち着いてきましたが、まだ思うようにうまくいっていないのが、院内BGMの音量調節です。

以前のクリニックでは、CDチェンジャーで流していました(古い!?)。
すると、CDごとに収録音量が異なるので、いきなり大きな音で鳴り始めることがあるのです。そして、誰も音量を直さない・・・・という事態が何度も続いていました。


そこで、今回のクリニック移転に伴って、有線放送(USEN)を導入したのです。
有線放送なら、ずっと流し続けても音楽が入れ替わり、音量調節は不要です。
選べるチャンネルは100以上!! なんでもかけ放題です!!
http://www.usen.com/biz_music/find.html


当院では、多くのチャンネルの中から、医療機関用として妥当なチャンネルを選び、曜日ごとにチャンネルを変えることにしました。


・・・・そして移転後、数日が経ちました。
なんと! 今度はチャンネルごとに適切な音量が異なるではありませんか!つまり、曜日ごとにチャンネルを変えていくと、曜日ごとに適切な音量が異なるのです。
ある日は、大音量。あくる日はほぼ聞こえない・・・うまくいかんですなぁ。


対策として、チャンネルごとに適切な音量を書き出しておいて、それを早出勤するスタッフに徹底するという方法は、運用面で不可能でした。
(多くの人間が関わるルールは、十分簡単で全員に徹底できることが必要なのです)

今後の対策はいかに・・・検討中です。

投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック | 記事URL

2013年8月11日 日曜日

胃癌は内視鏡で予防できるか!?

結論から書きますと、ある程度は予防できます。


多くの胃のポリープは腺腫(癌へ移行するもの)ではなく、もっと良性のものです。たいていは顕微鏡的(病理学的)には、「胃底腺ポリープ」または「過形成ポリープ」です。これらは、癌になることは、ほとんどありません。つまり、胃癌は、いきなり癌として発生するものが多いのです(大腸癌との大きな違いです)。
ですので、定期的な胃カメラは「胃癌の予防」という意味よりは、「胃癌の早期発見」という意味合いが強く、早期に発見すれば、最近は多くのものが内視鏡的に切除可能です。


さて、「予防」という言葉の意味としては、①病気を未然に防ぐ②早期発見③早期治療を含むとされています。
「予防医学」では、病気を予防するだけでなく、より広い意味で疾病予防、障害予防、寿命の延長、身体的・精神的健康の増進を目的としています。つまり、病気を未然に防ぐだけではなく、病気の進展を遅らせ治療することも「予防」であるとされているのです。

ですので、そういう意味では「胃癌は内視鏡で予防できる」ということになります。
また、内視鏡検査の際にピロリ菌を含めてチェックして、除菌(菌を退治すること)することで、胃癌になる確率を低くすることができます。

投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック | 記事URL