大腸内視鏡ブログ

2017年4月 1日 土曜日

大腸検査の洗浄液ってどんなものがあるの?

ららぽーと横浜クリニックです。
大腸内視鏡検査を受ける際には、大腸の隅々まで観察するために大腸の中を綺麗にしなければいけません。
そのために腸管洗浄液(2リッターくらいの液体)を気合で飲んでいただくのですが、量が多いため「吐いてしまい飲めなかった...」「下剤(洗浄液のこと)を飲むのが大変で...」という方も多いです。
毎年定期検査を受けている患者さんには「ほかの下剤(洗浄液)はないんですか?」なんて聞かれることもあるんです。
なので、今回は大腸内視鏡検査をするにあたって当院でお渡ししている3種類の洗浄液についてご紹介したいと思います。

大腸検査前の洗浄液の種類
当院では大腸内視鏡検査の当日に飲んでいただく洗浄液は3種類あります。

■マグコロール(液剤)
【作用】
便を水分でやわらかくし、排泄を促します。
マグコロールは塩類下剤と呼ばれており、腸内に水分を引き寄せ、便を軟化増大させます。その刺激で腸の運動が活発になり便が排出されます。
飲み方...100gの薬を1.8ℓのお水に溶かし、基本的には検査の予約時間の6時間前から飲んでいただきます。一気に飲んでしまうと吐き気を催す原因になりますので、2時間かけてゆっくりとお飲みください。
【味】
ポカリスエットなどのスポーツドリンクに似た味ですので、意外と飲みやすいという方も多くいらっしゃいます。冷たいものが苦手ではなければ冷やしたお水で作るとより飲みやすくなります。
【検査後の便意】
大腸に残った洗浄液は内視鏡検査の際に吸引していきますので、検査後に排便が続くことはありません。

■ニフレック(液剤)
【作用】
マグコロールと同じく、腸内に水分を引き寄せて便を軟化増大させます。その刺激で腸の運動が活発になり排便を促す洗浄液です。
【飲み方】
パックに2リットルの水を入れて、基本的には検査予定時間の6時間前から約2時間かけて飲んでいただく洗浄液です
【味】
柑橘系(レモン?)の味がします。少し特殊な味がしますので飲みにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。マグコロールが甘みのためどうしても飲めなかったと言う方はニフレックのほうが飲みやすいとおっしゃいます。
【検査後の便意】
大腸に残った洗浄液は内視鏡検査の際に吸引していきますので、検査後に排便が続くことはありません。

■ビジクリア(錠剤)
【作用】
腸管内に水分を貯留させ、大便をからめとりながら排泄できる錠剤です。

【飲み方】
検査の6時間前から飲んでいただく下剤で、上記2種類と違い錠剤型になります。1回あたり5錠ずつを200㎖のお水(お茶)とともに15分ごとに計10回飲みます。そのため、全部で50錠と水2ℓを飲んでいただくことになります。
【薬】
錠剤が1粒1粒大きいため、錠剤のお薬を飲むのが苦手な方は大変かもしれません。錠剤が溶けずに腸に残ってしまった際、溶けきらなかった錠剤が残ってしまう場合(写真参照)があります。
【検査後の便意】
検査後に残便感が少しあることがあります。

最後に...
当院では第一選択としては、マグコロールという比較的飲みやすく検査に支障が出にくいものを飲んでいただくようにご案内しています。
マグコロールは「ジュースのようで飲みやすかった」という良い感想が多い一方で、一部の方には「甘すぎて飲みにくい」「飲んでもすぐに吐いてしまう」という感想も見受けられます。そういった方には、次回の大腸内視鏡検査の際にはニフレックをご案内しています。それでも飲むことができなかったという場合には錠剤のビジクリアをご案内します。

ららぽーと横浜クリニックの大腸内視鏡検査自体は本当に楽に受けることができるので、「検査自体よりもむしろ洗浄液(下剤)のほうが辛かった...!」なんて感想をいただくこともしばしば...。

洗浄液各種にはそれぞれメリット・デメリットがあり、それらを考慮したうえで少しでも患者さんに合った洗浄液をお渡ししています。
他院で検査を受けた際に洗浄液が飲めなかったという方も洗浄液の種類が分かっていれば臨機応変に対応しますので、お気軽にご相談ください。

投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック