大腸内視鏡ブログ

2016年5月 1日 日曜日

過敏性腸症候群~治療法編~

前回の過敏性腸症候群の記事から少し空いてしまいましたが、今回は続きとして過敏性腸症候群の治療方法についてお話します。

■病院での診断方法

病院では、便の潜血検査、レントゲン撮影、血液検査、内視鏡検査などを行い、他の病気がないかを調べます。もし、検査で異常が見つかった場合は、過敏性腸症候群以外の別の疾患である可能性が高くなります。
検査で特に問題が見つからなかった場合は、最近の3ヶ月で月に3日以上、腹痛や、腹部の不快感、排便回数や便の形の変化などが見られた場合、過敏性腸症候群と診断されます。
また、ストレスなどの精神的な問題とも関係してくるため、心理検査が行われる場合もあります。

■治療方法
過敏性腸症候群は、薬である程度症状を抑えることはできますが、薬だけで完治することは困難です。
器質的な疾患ではないため、ストレスの解消や、生活習慣の改善などの対処が必要になってきます。ただ、ストレスの解消や、生活習慣の改善をすぐに行うのはなかなか難しいものがあります。そこで、薬の助けが必要になってくるのです。
簡単に、過敏性腸症候群で使用されている薬の種類を紹介しようと思います。



下剤・・・便秘がある場合、便の排泄を促すために使用します。
鎮痙剤・・・腹痛を和らげる効果があります。
ガス吸着剤・・・お腹の張りを和らげる効果があります。
乳酸菌製剤・・・腸内の細菌分布の異常を整え、下痢の症状を抑えます。
繊維製剤・・・食物繊維で便の水分のバランスをコントロールします。
整腸剤・・・腸内の細菌を整える効果があります。
精神安定剤・・・緊張や不安による腸の痙攣を抑える薬です。
抗不安剤・・・心をリラックスさせ、ストレスや緊張感を取り除く効果があります。

■過敏性腸症候群の悪化を防ぐには
日頃から規則正しい生活をおくり、バランスのとれた食事を心がけます。また、腸を刺激してしまうような、辛いもの・冷たいもの・アルコール・炭酸飲料はできるだけ控えるようにしましょう。
趣味にうち込んだり、適度な運動をすることもストレスの発散に繋がるので、とても大切なことですよ。

いかがでしたか?
簡単に過敏性腸症候群についてご紹介させていただきました。
季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。
お体にお気をつけてお過ごしください。


投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック