大腸内視鏡ブログ

2012年7月14日 土曜日

大腸粘膜内がん(m癌)が内視鏡切除で治癒可能である理由とは?

大腸癌と聞くと、開腹手術や人工肛門になるかも、といったイメージをお持ちになる方も多いかと思います。
確かに、進行した大腸癌の中には、開腹外科手術や人工肛門造設によるライフスタイルの変更を余儀なくされる方もいらっしゃいます。しかし、早期大腸がんのほとんどは内視鏡で切除して完治できるのです。今回は、大腸の早期がんのうち、最も早期である「粘膜内がん(m癌)」が内視鏡で治癒可能な理由をご説明いたします。


それは、ズバリ!

「粘膜内がん(m癌)」は、リンパ節などの他臓器への転移の可能性が0%だからです。





「粘膜内がん(m癌)」が他臓器への転移の可能性が0%である根拠は以下のように説明されることが多いです。

・まだ早期すぎて転移能力をもたない
もし転移能力がないのなら、そもそも「悪性腫瘍」の名を語る資格がありません。

・統計的な事実がある
100%正しいのですが、これは根拠の説明にはなっていないのですが。

・粘膜内にはリンパ管がない
血行性転移も0%という事実を説明できません。

・そもそも、これくらい早期のものはがんではない!?
最初に書いた「転移能力がない」に近い説明です。
実は日本では「粘膜内がん」は癌と呼ばれますが、西洋では癌の範疇に入っていません。


・・・いかがでしょうか。
当院では、大腸内視鏡検査で早期がんが発見されれば、原則その場で切除を行います。
約10日後以降に病理検査の(採取した細胞を顕微鏡で確認する)結果をお伝えして、「粘膜内がん(m癌)」であったかどうかもわかります。定期的な検査を受けて頂き、適切な治療でご自身のお体をご自愛くださればと思います。


投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック