大腸内視鏡ブログ

2012年2月 4日 土曜日

潰瘍性大腸炎の内視鏡所見:潰瘍と偽ポリープ

潰瘍性大腸炎(UC:ulcerative colitis)とは
潰瘍性大腸炎とは、大腸に慢性持続的に炎症が生じて粘膜がはがれて潰瘍ができてしまう病気です。病気がおこる場所(病変部位)は直腸を中心として始まり、大腸全体にまで広がることがあります。症状としては血便、粘液便、下痢や腹痛などがあげられます。 この病気は原因不明で、症状が良くなったり(緩解)、悪くなったり(再燃)を繰り返す慢性の病気で、厚生労働省より特定疾患に指定されています。


文章で読んでもピンと来ないでしょうか。
そこで、潰瘍性大腸炎の内視鏡写真を持ってきましょう。
「百聞は一見に如かず」かもしれませんね。



縦に走る潰瘍(白い部分)
病名を表す所見です。





偽ポリープと潰瘍
潰瘍が多発した結果、残った正常部分がポリープのように隆起して見えるという有名な所見です。


この写真2枚だけが典型というわけではないのですが、潰瘍性大腸炎の特徴が著明に表れている所見です。


・・・ちなみに潰瘍性大腸炎の内視鏡所見を専門用語で書いたらこうなります。
「粘膜はびまん性におかされ、血管透見像は消失し、粗ぞうまたは細顆粒状を呈する。
さらに、もろくて易出血性(接触出血)を伴い、粘血膿性の分泌物が付着しているか、多発性のびらん、潰瘍あるいは偽ポリポーシスを認める。」

いやはや。なんだか難しいですね。




投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック