大腸内視鏡ブログ

2012年2月 2日 木曜日

大腸ポリープを内視鏡で切除する方法のいろいろ

大腸のポリープの多くは内視鏡で発見、即切除可能です。
切除の対象とできるのは、良性のポリープや早期癌の中でも粘膜にとどまっているものです。
(参照)内視鏡でここまで治療できる

ここでは、そのポリープ切除の方法の数々を紹介します。
切除する方法は病変の大きさや形によって、医師が方法を選択します。


①ホットバイオプシー

3mm~7mm程度という、比較的小さなポリープに対して行います。
ポリープを鉗子(かんし)でつまみながら高周波電流を流して焦がし切ります。

              
例えばこんなポリープに有効        この鉗子先端でつまんで電流を流す  


②スネアーによるポリペクトミー
茎のあるポリープに対して行います。 
ポリープの首根っこの部分を、輪の形のスネア鉗子で締めつけ、高周波電流を流して切断します。

           
たとえばこんな形のポリープに有効

      
輪の形のスネア鉗子をかけて締め付けます。
あとは通電するだけ。


③内視鏡的粘膜切除術(EMR:endoscopic mucosal resection)
平坦または陥凹している、比較的大きなポリープに対して行います。
平坦な(ひらべったい)ものや陥凹して(へこんで)いるポリープに対しては、そのままではワイヤが引っ掛かりません。
そこで、ポリープの直下(粘膜下層)に液体を注入して(局注と呼びます)病変を浮きあがらせてから、スネア鉗子で締めつけ、高周波電流を流して切断します。注入する液体としては高張食塩水・高濃度ブドウ糖液・ヒアルロン酸などが用いられます。液体の注入は固有筋層から粘膜を引き離す効果もありますので、消化管全層が切れて穿孔すること(消化管に穴が開いてしまうこと)を防ぐ効果もあります。


例えばこんなポリープに有効





投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック