大腸内視鏡ブログ

2012年1月 9日 月曜日

便のにおいの話

今回は「便臭」の話。

年齢を重ねるにつれて、体臭や口臭とともに「便臭」も強くなってくるようです・・・・なぜでしょうか?
いや。
その前に、そもそもなぜ大便は臭いのでしょうか。


お答えしておきましょう。

便の臭いは、トリプトファンが腸内細菌で分解されたものであり、
インドール、スカトール、硫化水素、アミンが主体の悪臭混合物です。
(トリプトファンは人の必須アミノ酸の一種。必須アミノ酸とは動物の体内で合成できないアミノ酸です。栄養分として口から摂取しなければなりません。)


便の悪臭度は腸内細菌の状態を反映します。
肉中心の食生活は腸内で悪玉菌が増殖します。
悪玉菌が食物を腐敗させ悪臭が強くなるのです。
この悪臭成分には発癌性、毒性のあるものが多いです。
食物繊維の多い食生活では善玉菌の作用により発酵性の臭いとなります(←漬物のよう)。



便秘中のオナラや便が強烈に臭い原因も腸内での悪玉菌によるもの。
長時間停滞した食物の腐敗が進行し臭~いオナラが発生するのです。
便の臭いは腸内の健康をはかるバロメーターなのです。

いかがでしょうか。



・・・・・そういえば高校時代に、ある生徒が生物の先生に質問していました。
『「大便」も「小便」も「鼻クソ」も「目やに」も、どうして体から排出されるものは黄色~茶色なのでしょうか?』

当時、先生が答えに苦慮したことは言うまでもありません。
「ビリルビン」が関係しているのかな・・・と答えていたような気がします。

*ちなみに、その質問は「空がどうして青いのか」を先生が説明した後でした。
これは当時クリアに説明されて納得でしたが、今は忘却の彼方です。


投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック