大腸内視鏡ブログ

2012年1月 8日 日曜日

腸の表面積はテニスコート大!

「腸」には小腸と大腸があります。

小腸は栄養吸収の場ですが、他にも役割があります。
食事の中に混ざって入ってくる細菌を排除し、体を守るという役割です。
一説には、この機能が不十分であるために体内のアレルギー反応(アトピー性皮膚炎や喘息など)が引き起こされるとも言われています。

さて、長さが3メートルという「小腸」ですが、その総面積も凄いのです。
小腸の表面には「柔突起」と呼ばれる突起が無数にあり、栄養分の消化と吸収を行っています。
小腸の「柔突起」を全部広げると、実にテニスコート1面分ほどの面積になります。
ここに乳酸菌などの善玉菌が棲みついていて、悪玉菌が増えるのを抑えます。

おなかの中にすっぽりと収まっている「小腸」の表面積が「テニスコート大」とは!
私が学生の頃、解剖学(だったかな?)で知ったときには驚きでした。
もっとも、「サッカー場の大きさ」とか「東京ドーム一個分」とか言われたとしても同じ反応だったと思いますけれど。



・・・・そういえば、私の知り合いのドクターの中に、患者さんへの説明の中で
「胃とか腸は毎日使うものだからね・・・」
と、よく言う方がいます。
確かに。偉大で働き者の腸に、ただただ感謝です。


*ちなみに「大腸」は・・・
大腸には水分を吸収する役割があります(だから排便を我慢し続けると便が固くなるのです)。
大腸でも腸内のビフィズス菌などの善玉菌によって悪玉菌の増殖が抑えられています。
さらに腸の表面はネバネバの液に覆われており、口から侵入した細菌が増殖するのを防止しています。
まさに二重・三重の防衛システム、その大事な砦が腸なのです。
 


投稿者 医療法人社団LYCららぽーと横浜クリニック